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会長挨拶 

第27回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会を開催するにあたって


 このたび第27回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会を、来る平成29年11月17日(金)〜18(土)に仙台国際センターで開催させていただくことになりました。
 私の出身医局である日本大学呼吸器内科(旧第一内科)の先輩である岡安大仁先生、堀江孝至先生、長尾光修先生、橋本修先生が本学会学術集会の会長を務められ、本学会の発展に尽力されてきましたが、同門の一人とて恥じぬ学会を開催したいと思っています。
 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会の前身は日本呼吸管理学会であり、平成3年8月に開催された第1回日本呼吸管理学会学術集会における、“カリウムの換気促進効果”に関する発表が懐かしく思い出されます。その後も、平成16年に名称が日本呼吸ケア・リハビリテーション学会に変更された後も、ほぼ毎年、発表してきました。
 ところで、この3年間は関東で学術集会が開催されてきたため、地方で開催したいと思いました。平成23年3月11日に起きた東日本大震災による死者・行方不明者は約1万8千人以上で、現在も数多く方が避難所生活を送られており、微力ながらも東北地方の復興を祈って、本学術集会を仙台で開催することにしました。本学術集会のポスターに描かれた聖観音菩薩は、平成28年春に死去された本庄基晃先生が書かれた仏画で、聖観音菩薩は、衆生の救済のため人間界に近い菩薩様です。
 また、私は日本大学大学院を昭和59年に卒業して、長尾光修先生の指導のもとに呼吸生理学を学び始めました。当時、東北大学の故滝島任先生の教室から数多くの優れた論文が報告され、呼吸生理学を学ぶ者にとって仙台は憧れの街でした。本学術集会も、滝島先生の門下生の一人である黒澤一先生はじめとして、東北大学先生にご協力頂いて開催することができ、心より感謝申し上げます。
 本学術集会のテーマを“心の癒やしとサイエンス”として、患者さんの心を癒やし、病気を科学的に解明して治療する手助けとなる知識と技術を得られる学術集会にすべき、プログラムを企画しております。どうか、多くの会員の皆様が、晩秋の仙台に訪れて下さることを願っております。


   


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